Archive for the ‘解決事例’ Category

【解決事例】80万円の増額に成功(休業期間)

2019-03-05

信号待ちで停車中に追突事故に遭われた方からのご相談でした。

交通事故により4か月間の休業を余儀なくされたにもかかわらず、加害者の保険会社からは「1か月分しか休業損害を支払うことはできない」と言われてしまったとのことでした。

弁護士特約付保険を利用してご相談者の自己負担なしで受任し、訴訟提起しました。

裁判では、通院中のカルテの記載内容も踏まえ、依頼者の方の仕事の性質からしても僅か1か月での復職は到底困難であったとの主張を展開しました。

結果的には、実際に休業した4か月分の休業損害が認められ、当初加害者側から提示があった金額よりも80万円増額する形で和解することができました。

【解決事例】70万円の増額に成功(治療費打切り・休業損害・慰謝料)

2019-01-17

ご相談者様は、追突事故の被害者でしたが、事故態様が軽微だとの理由で保険会社から一方的に治療費の支払を打ち切られてしまったとのことでご相談にいらっしゃいました。

保険会社の担当者と交渉しましたが「事故態様が軽微であるためそもそも怪我をしたこと自体疑わしい」などと言って、全く取り付く島もない状態でした。

主治医の先生も治療が必要と判断されているとのことでしたので、健康保険を使用して通院を継続することにしました。

保険会社から治療費の支払を打ち切られてから約2か月通院したところで、主治医の先生から治療終了と診断されたのを受け、訴訟を提起しました。

裁判所に治療が必要であったことを粘り強く訴えたところ、治療終了までの全ての通院期間の治療費、休業損害、それに応じた慰謝料も認められ、最初に保険会社が提示した賠償金額より70万円以上も増額した勝訴的和解を成立させることができました。

保険会社から一方的に治療費の支払の打切りを通告されてしまうということは、意外に良くある話です。そのような場合には、主治医の先生に相談の上、医師の見解を踏まえて保険会社に治療の必要性を説明して交渉することになります。しかしながら、どうしても保険会社が支払に応じない場合には、主治医の先生のご指導の下、健康保険を使用して通院を継続するしかありません。治療が終了してから、それまでの治療費を含めて全ての損害の賠償請求をして行くことになります。

【解決事例】親族の旅費の獲得に成功

2018-12-25

K氏は、日本人と結婚した外国人の方で、2児の母でした。妊娠中に交通事故に遭ってしまい、当事務所に相談にいらっしゃいました。

交通事故の後、育児と家事を手伝ってもらうために両親に来日してもらっていたのですが、その両親の旅費も交通事故の損害として賠償を受けられるかが争点となりました。

このような場合、保険会社は親族の旅費は交通事故と相当因果関係がないとして否認するのが一般的です。本件でも、当初は同じ理由で否認されました。

そこで、本件と似たケースで過去に裁判例で認められた「韓国籍の妊娠中の主婦が頚椎捻挫等の傷害を受け、心配した両親が韓国から来日した場合につき、往復の渡航費用として1名分が認められた事例」(東京地判平10.1.28交民31巻1号106頁)などを材料として粘り強く交渉しました。

その結果、最終的に両親の旅費についても損害として賠償を受けることが認められ、示談することができました。

このように保険会社と交渉するに際しては、裁判例を根拠にすることが極めて有効です。

 

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